赤ちゃんが生まれたあとや引っ越しの前後は、役所の手続きが一気に増えます。健康保険は済ませたのに、医療証はどうだったかと手が止まる人も多いはずです。
高槻市の情報を扱うメディア『高槻はにわポケット』のエリア担当ライター、コイシです。わたしは名前の違いから確かめました。
申請、病院での使い方、手元にないときの払い戻しの順に、市の公式情報で見ていきます。
乳幼児医療証という呼び名と今の名前
先に確認しておきたいのは、名前の違いです。検索では乳幼児医療証と入れる人が多いのですが、高槻市の公式ページで使われている名称は子ども医療証です。

名前が違うだけで、少し身構えますよね
- 乳幼児医療証
-
検索でよく使われている呼び名です
- 子ども医療証
-
高槻市の公式ページで使われている名称です
最初は、わたしも二つの書類があるのかと思い込んでいました。公式ページを夕方にパートナーと並んで読むと、市の案内に出てくるのは子ども医療証だった。
高槻市の子ども医療費助成の中身
高槻市の子ども医療費助成は、保険診療で支払う自己負担分を助成する仕組み。令和7年4月の診療分から、通院も入院も自己負担が0円になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 令和7年3月までの診療分 | 1医療機関あたり1日500円以内、月2日まで。入院時食事療養費の自己負担もあり |
| 令和7年4月以降の診療分 | 保険診療の自己負担と入院時食事療養費の自己負担が0円 |
| 調剤 | 0円で変更なし |
市の発表によると、もとは大阪府の乳幼児医療費助成でした。平成24年7月に市独自の制度になり、所得制限もなくなったそうです。
助成の対象になる年齢と除かれる人
対象は、高槻市内に住所があり健康保険に加入している0歳から、18歳になって最初の3月31日までのお子さんです。公式ページの対象者の条件に、所得の項目は見当たりませんでした。
生活保護の受給者、ひとり親家庭医療費助成や重度障がい者医療費助成の受給者、児童福祉施設に措置入所している方は除かれます。当てはまりそうなら、窓口で聞くのが早いと感じる。
健康保険の手続きとは別に必要な申請
見落としやすいのが、健康保険の加入と医療証の申請は別の手続きという点です。市の条件に健康保険への加入が入っていて、医療証は別に交付申請が必要になります。
出生後すぐなら、加入予定の保護者の健康保険の資格情報でも申請できると案内されています。保険証の手続きが先で医療証が次、という順番のほうがわたしには合っている。
医療証の申請方法と窓口の選び方
申請先は、市役所総合センター7階の子ども政策課か、各支所の窓口です。申請書は市のホームページからダウンロードでき、郵送でも手続きができます。
お子さんか保護者の健康保険の資格情報のお知らせや資格確認書等を手元に置きます。
書き込んだ申請書を、窓口か郵送で子ども政策課や各支所に出します。
受給者のお子さん宛てに、医療証が郵送で届きます。
市役所まで出向くのが大変なら、近くの支所や郵送が動きやすいですよ。わたしも、用事のついでに寄れるかどうかをいつも先に見ている。
必要なものと医療証が届くまでの日数
申請の時期には目安があります。出生日か転入日から1か月以内に申請すると、その日からの資格。過ぎると申請月の1日からの資格になると、市は案内しています。
窓口へ行く前に、次のものを手元に置いておくと動きやすいですよ。
- お子さんの健康保険の資格情報など
- 保護者の健康保険の資格情報など
- 記入した子ども医療証の交付申請書
- 本人確認ができるもの
交付は申請後2週間程度かかることもあるそうです。高槻市以外で出生届を出した場合は、申請書の欄外に届出日と市町村名を書く決まりです。
病院の窓口で医療証を出すときの流れ
大阪府内の医療機関では、マイナ保険証や資格確認書等と一緒に子ども医療証を出します。ほかの公費負担の受診券があるときも、一緒に出すよう市は案内しています。
ただし、医療機関によっては無償化に対応できず、これまでの一部自己負担額を請求される場合があると市は書いています。そのときは医療機関に確認して、あとで払い戻しの手続きをする形。
医療証が手元にないときの払い戻し
医療証が届く前の受診や、大阪府外の医療機関での受診は、市の窓口で払い戻しを申請する案内です。府外では医療証が使えず、いったん2割か3割を支払う流れ。持っていくものは次の通りです。
- 領収書の原本
- 子ども医療証
- 健康保険の資格情報など
- 振込先がわかる通帳など
払い戻しの申請書の案内には、1か月分をまとめて出すよう書かれています。領収書は捨てずに取っておくと安心ですね。
転入と転出のときに必要な手続き
転入のときは、あらためて申請が必要です。以前の自治体の医療証をそのまま使える、という記載は公式ページに見当たらず、転入日から1か月以内の申請なら転入日からの資格になります。
転出すると、有効期限内でも資格を喪失すると市は案内しています。わたしなら、転出前の予定表に医療証を返す日を書いておく。
再交付と変更届で迷いやすい場面
汚したりなくしたりしたときは、再交付の申請ができます。窓口では健康保険の資格情報などを持参し、郵送なら再交付申請書を出す形です。
住所や氏名が変わったときは、変更の届け出が必要と市は案内しています。有効期限は18歳になって最初の3月31日までで、毎年の更新手続きの案内は、わたしが読んだ公式ページには見つからなかった。
実は、令和7年4月1日より前の医療証は、期間が残っていても使えなくなりました。今の医療証は藤色で、自己負担が0円と書かれています。
勘違いしやすい点と対象外の費用
よくある勘違いは、医療証があれば何でも無料になる、というものです。市の案内では、助成の対象は保険診療の自己負担分と入院時の食事代の自己負担分とされています。
健診、予防接種、選定療養費、薬の容器代、差額ベッド代などは対象外と、市は例を挙げています。
制度の内容や受付の状況は変わることがあります。申請前に市の公式ページを見直すと安心です。電話での問い合わせ先は、子ども政策課の072-674-7174。
子どもの医療証で迷っている方へ
ここまで読んで、まだ気持ちが落ち着かない方もいるかもしれません。今日一日で全部を片づけなくても、手続きは少しずつ進められます。
わたしは子育ての手続きを経験したわけではありません。それでも公式ページを夕方に読み返して、順番が分かっただけで気持ちが軽くなった。道が分かりにくいと後回しにする性分なので、なおさらなんですよね。
今日の一歩は、健康保険の資格情報のお知らせを手に取って、スマホで写真を撮っておくことです。それだけで窓口でも郵送でも動きやすくなり、気持ちに少し余白ができると感じる。週末に公式ページを開く時間が、穏やかな時間になったらうれしいです。無理のないところから、してみてくださいね。













