防災教室や防災講座を調べていると、名前は似ていても中身がずいぶん違うことに気づきます。体験型なのか、座学なのか、自治会単位でしか参加できないのか。そのあたりが分からないまま検索を続けていても、なかなか「これだ」にたどり着きにくいんですよね。
高槻市在住の地域情報メディア『高槻はにわポケット』エリア担当ライター、コイシです。わたしも以前、防災に関する情報を調べていて、「どこで探せばよいのか」で先に詰まった経験があります。
この記事では、高槻市で防災教室を探すときに見ておきたい開催主体の違い、内容の種類、申込前に確認しておきたい点を整理したうえで、実際に参加できる3つの場を具体的に紹介します。
防災教室を調べはじめるきっかけのこと
「そろそろ備えを見直そう」と思うタイミングは人によって違います。地震のニュースを見たとき、引越し直後、子どもの学校で防災の話が出たとき。いずれにせよ、急に「防災教室」で検索しても、何が出てくるか見当がつかないのが正直なところです。
まず「防災教室」という言葉自体が、主催者によってかなり使い方が違います。消防が開く体験型のものも、市が開く研修も、自治会が企画する訓練も、すべて「防災教室」や「防災講座」と呼ばれることがあります。
高槻市の地形とハザードマップを先に見る理由
高槻市は北部に山間部、南部に市街地と、地形の差が大きいまちです。北部では土砂災害、南部では淀川・芥川の水害リスクがあり、同じ市内でも地域によって気にすべき災害の種類が変わります。
防災教室を選ぶ前に、まず自分の住んでいるエリアのハザードマップを確認しておくと、どのテーマの講座が自分に関係するかが絞りやすくなります。高槻市は「水害・土砂災害ハザードマップ」と「地震ハザードマップ」を公式サイトで公開しています。詳細は高槻市の防災情報公式ページで確認できます。
開催する主体ごとに内容と性格が変わる
防災教室は誰が主催するかで、内容の深さや対象者がかなり異なります。迷いやすいのが、市・消防・自治会・市民団体の違いです。
- 高槻市(危機管理室)
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市役所総合センター6階の危機管理センターで研修を実施。個人1人から参加可能。
- 高槻市消防本部
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消防フェスティバルなど体験型のイベントを年1回程度開催。家族で来場しやすい。
- 市民団体・防災ネットワーク
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高槻市防災ネットワークなどが市内商業施設でイベントを開催。気軽に立ち寄りやすい。
- 自治会・自主防災組織
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地区単位で防災訓練や講座を開催。市の出前講座を活用する場合もある。
市主催の研修は個人でも申込めるので、どこに所属していなくても参加しやすいのが特徴です。
実際に参加を検討するときに迷いやすいのが、「どこで、どんな形で参加できるのか」という具体的なイメージです。ここでは、高槻市内で参加できる3つを紹介します。開催日・申込条件・内容は変更になる場合があるため、参加前には必ず公式ページで確認してください。
①高槻市危機管理センター防災啓発研修
令和8年7月から始まった市主催の研修で、場所は市役所総合センター6階の危機管理センターです。VRゴーグルを使って水害・地震・土砂災害を疑似体験するコースと、マイタイムライン・マイマップを作成するコースがあります。
対象は小学生以上で1人から参加でき、参加費は無料。各コースの所要時間はおよそ90分です。平日・土日ともに日程があり、個人でスケジュールを選んで申し込めます。
- 場所:高槻市役所総合センター6階
- 対象:小学生以上(1人から参加可)
- 参加費:無料
- 申込:前々月15日から市ホームページ等で受付
- 公式:高槻市ホームページ「防災情報サイト」
高槻市駅や摂津富田駅からバスが出ており、公共交通機関でのアクセスを前提とした案内になっています。わたしなら、まず水害編か地震編を受けてから、マイタイムライン作成に進む順番が動きやすいと感じています。
②高槻市の消防フェスティバル
高槻市消防本部が年1回開催する体験型イベントで、令和7年度はイオン高槻店の駐車場・屋内を会場として開催されました。地震体験・煙体験・水消火器体験・AED体験など、手を動かしながら防火・防災を学べる内容です。
消防音楽隊の演奏や消防車展示もあり、子どもと一緒に来場しやすい雰囲気。事前申込は不要で立ち寄りやすい形式ですが、ミニ消防車乗車体験など一部のコーナーは整理券が必要です。
- 場所:イオン高槻店(高槻市萩之庄3丁目47-2)
- 開催:年1回程度(秋ごろが目安)
- 参加費:無料(整理券制のコーナーあり)
- 申込:不要(当日参加可)
- 公式:高槻市消防本部ホームページ
開催日や内容は毎年変わるため、消防本部の公式ページで最新情報を確認するのが確実です。整理券は体験コーナー開始前から配布されるので、早めに行くと動きやすくなります。
③マイ防災プロジェクトについて
高槻市内の9つの団体で構成される「高槻市防災ネットワーク」が定期開催している防災イベントです。令和6年に高槻青年会議所が初開催し、以降は防災ネットワークが主催を引き継いで続けています。令和8年4月にはイオン高槻店1階駐車場で開催されました。
マイタイムラインの作成、防災グッズの確認、煙体験・地震体験など、体験とワーク型の両方が含まれているのが特徴です。子どもから大人まで参加しやすい雰囲気で、高槻市・教育委員会・社会福祉協議会が後援しています。
- 場所:イオン高槻店(駐車場・屋内)が多い
- 開催:年1回程度(春ごろが目安)
- 参加費:無料
- 申込:不要(当日参加可)
- 公式:高槻青年会議所ホームページ等で告知
開催日は毎年SNSや高槻市の広報で告知されます。次回の開催情報は高槻青年会議所の公式サイトやSNSで確認するのが早いです。
単発イベントと継続講座を見分けるには
「行ったら終わり」の単発型と、複数回の受講を想定した継続型では、参加に向けた動き方が変わります。
高槻市公式サイトの「水害・土砂災害ハザードマップ」「地震ハザードマップ」を開く。
まず体験してみたいなら消防フェスやマイ防災プロジェクト、じっくり学ぶなら危機管理センター研修。
対象者・受付開始日・整理券の要否を公式ページで確認してから動く。
市危機管理センターの研修は複数のコースが独立しており、水害編・地震編・土砂災害編をそれぞれ別日に受けることができます。先にハザードマップで自分のエリアのリスクを確認してから、どのコースを先に受けるか決めると無理がありません。
家族で参加するときに先に見ておきたいこと
家族で参加を考えているときは、対象年齢と当日の動き方を事前に確認しておくと安心です。市危機管理センターの通常研修は小学生以上が対象ですが、7月・8月には子ども向け防災研修の日程も設けられています。
消防フェスティバルやマイ防災プロジェクトは事前申込不要で当日参加できるので、予定が立てやすい。パートナーと二人で参加するなら、マイタイムライン作成コースは一緒に自宅周辺のマップを見ながら取り組める内容で、家族単位での参加に向いていると感じています。
地域の避難情報と講座の内容をつなげて考える
防災教室で学んだ内容は、自分のエリアの避難情報と照らし合わせることで初めて具体的な備えになります。高槻市は避難情報の発令区域や指定避難所を公式サイトで公開しています。
例えば、水害編のVR研修を受けた後に、自宅周辺の浸水想定区域図や最寄りの指定避難所を確認すると、「いつ、どこへ、どう動くか」が実感を持って考えられます。講座を受けた後がむしろ重要。そこで一度、地図を開いてみる習慣がつくと変わってきます。
参加後に「思っていたのと違った」を防ぐには
よく聞くのが、「体験型だと思っていたら座学だった」「整理券が必要と知らずに並べなかった」という話です。わたしも以前、消防関連のイベントへ行こうとして当日の整理券配布のタイミングを事前に確認していなかった、ということがありました。
申込前に「対象者・内容・整理券の要否」を公式で確認するだけで、こうしたすれ違いはかなり防げます。
向かないケースと注意しておきたいこと
すべての講座がすべての人に合うわけではありません。体験型のプログラムは移動や体を動かすことが前提になる場合があります。また、自治会の防災訓練は「その地区に住んでいること」が参加の前提になることが多いです。
気象状況によって予告なく中止となる場合もある点も、頭に入れておくと安心です。市危機管理センターの研修は公式にその旨が記載されています。

ハザードマップを一度見ておくと、講座選びが全然違います
今週、一つだけ試してみるとしたら
防災の備えは「全部まとめてやろう」と思うと、なかなか動き出せないんですよね。わたしも同じで、ふだん市内を自転車や徒歩で回っていても、「自分のエリアの避難ルートをちゃんと確認したことはあるかな」と気づくのが遅かった。
今日の一歩として、まず高槻市公式サイトのハザードマップを開いて、自宅周辺をひとつ確認してみるだけでも十分だと感じています。気になる点が出てきたら、市危機管理センターの研修や消防フェスティバルを探すきっかけになります。
この記事が、「どこから手をつけようか」と迷っている方の最初の一歩に少し役立てたら、うれしいです。開催日や申込条件は変わることもあるので、参加前には必ず主催者の公式ページで確認してみてくださいね。













