ポストに医療費のお知らせが入っていて、金額を見て手が止まる。確定申告の時期が近づくと、そんな場面が増えますよね。
地域情報メディア『高槻はにわポケット』のエリア担当ライター、コイシです。わたしはまず、どの保険から届いた書類かを見ます。
届く時期と内容の見方、医療費控除との関係を、高槻市と国税庁の公式情報に分けて順に見ていきます。
医療費通知と医療費のお知らせの関係
先に結論を言うと、高槻市の案内では「医療費のお知らせ(医療費通知)」と並べて書かれています。呼び方が二つあるだけです。
ただし、国税庁が医療費通知として扱う書類には、載っているべき項目が決まっています。名前が同じでも、中身は手元で一度見ておくと安心。
高槻市の国民健康保険から届く通知
高槻市の公式ページによると、この通知は市の国民健康保険に入っている世帯の世帯主宛に、年6回送られます。市民みなさんに届くわけではないんですよね。
同じ家に住んでいても、加入先が違えば届く通知も別々です。二人で郵便物を広げる日は、まず保険の種類から見るようにしています。
加入先の健康保険ごとの問い合わせ先
迷いやすいのが、国民健康保険、後期高齢者医療制度、勤務先の健康保険を同じ仕組みだと思ってしまうことです。運営する窓口は、制度ごとに分かれています。
- 高槻市の国民健康保険
-
通知や再交付の相談先は、高槻市の国民健康保険課です
- 勤務先の健康保険
-
健保組合など、加入している保険者へ問い合わせます
- 後期高齢者医療制度
-
市の国民健康保険とは別の制度なので、案内も別に見ます
保険者とは、保険を運営している団体のことです。保険証や資格確認書に出ている名前だけでも見ておくと安心。
高槻市の医療費通知が届く時期
高槻市の公式ページには、診療月を2か月ずつに区切った送付スケジュールが載っています。2026年1月5日更新の内容で、今のところはこの表が目安です。
| 診療月 | 送付時期 |
|---|---|
| 1・2月分 | 5月末送付 |
| 3・4月分 | 7月末送付 |
| 5・6月分 | 9月末送付 |
| 7・8月分 | 11月末送付 |
| 9・10月分 | 翌年1月末送付 |
| 11・12月分 | 翌年3月末送付 |
いま10月半ばなら、次は11月末に7月と8月の診療分が届く流れです。医療機関からの請求が遅れると、表の時期に記録が載らないこともあると市は案内しています。発送日は市のページで見たいところ。
医療費のお知らせに載る内容の見方
国税庁の案内では、医療費通知として使うために次の6項目の記載が必要とされています。市の通知を開いたら、まずここを探します。
- 被保険者などの氏名
- 療養を受けた年月
- 療養を受けた人の氏名
- 病院や薬局などの名称
- 支払った医療費の額
- 保険者などの名称
どれか一つでも欠けていると、そのままでは使えない場合があります。その場合は領収書などで補う形になるので、国税庁の案内で確かめたいところ。
金額が実際の支払いと違って見えるとき
なんとなく不安になりますよね。届いた通知の金額が、手元の領収書とぴったり同じでないことがあるからです。
高槻市のページには、医療機関の窓口では本人負担分の10円未満を四捨五入して領収するとあります。細かな差の理由の一つは、この端数かもしれません。
わたしも最初は、通知と領収書を並べて見て、あれっと手が止まった。差が大きいときは、市の窓口に聞くほうが無理がありません。
医療費通知と医療費控除は別のもの
医療費通知は、保険者が出す受診の記録です。医療費控除は、確定申告で税額の計算に使う制度で、まったく別の話になります。

通知と控除は、そもそも別の書類なんですよね
通知と控除は別の話で、確認先も違うのが、いちばん残したいことです。通知は市や保険者、控除の条件は国税庁と、見る場所が分かれます。
また、通知の金額がすべて対象とは限らない点にも注意が必要です。対象かどうかは、国税庁の案内や税務署で確かめます。
確定申告で通知を使うときの流れ
国税庁の案内では、医療費通知を申告書に添付すると、医療費控除の明細書の記載を簡単にできるとされています。マイナポータル連携で自動入力する方法もあります。
通知に載っていない支払いがないか、領収書とも見比べます。
欠けている項目があれば、使えるかどうかを国税庁の案内で確かめます。
高槻市のページでは、この2か月分は申告期間までに届かないとされています。
書面かe-Taxかは、国税庁の確定申告特集で最新の案内を見ます。
市のページには、通知を明細書として使うなら大切に保管するようにとあります。制度は見直されることもあるので、申告する年分の案内をその都度見たいところ。
通知が届かない、紛失したときの動き
届かないときは、まず自分が高槻市の国民健康保険かどうかを見ます。勤務先の保険なら、そもそも市からは届きません。
紛失した場合について、高槻市のページには申請による再交付が案内されています。電子申請か市役所本館1階11番窓口で、本人確認書類を用意します。
申請日から原則1週間以内に再送付とされています。家から申請できるなら無理がありませんが、受付の案内は更新されることもあるので、市のページを先に見ておくと安心。
医療費通知でよくある思い込み
通知が届けば申告の準備は終わり、と思ってしまう場面があります。通知に載らない支払いは、別に領収書で補う必要があります。
もう一つは、高槻市に住んでいれば誰にでも届くと考えてしまうこと。実際は、市の国民健康保険に入っている世帯の世帯主宛です。
そして11月と12月の診療分は、申告期間までに届かないと市が案内しています。年末に慌てないよう、領収書は置き場所を決めておくと楽です。
公式情報を三か所で見比べる方法
確認先は、高槻市、加入先の保険者、国税庁の三つに分かれます。それぞれ答えてくれる内容が違うので、順番を決めておくと動きやすいです。
高槻市には、市の国民健康保険の通知と再交付のこと。保険者には、勤務先などの健康保険の通知のこと。国税庁には、医療費控除と申告のことを聞きます。
自分なら、まず保険の種類、次に市か保険者、最後に国税庁の順で見ます。この順番のほうが合っている気がしています。
医療費通知で迷っているみなさんへ
確定申告の話題が出てくる頃になって、通知をどこに置いたか分からなくなる。そんな場面は、きっと少なくないはずです。
わたしは出かける前に、家で済むことと窓口でしか済まないことを分けておくほうが、気が楽なんですよね。通知もまず、家で見られる範囲からが自分には合っています。
書類を探し回る時間が減ると、気持ちに余白ができると感じています。まずは今日、手元の通知を一通取り出して、差出人の名前をメモに写してみてくださいね。













