妊娠に向けて調べ始めると、男性側の検査って何をするのだろうと手が止まります。費用や保険のことも気になりますよね。
高槻の地域情報を扱うメディア『高槻はにわポケット』のエリア担当ライター、コイシです。わたしは行きやすさから見るほうです。
検査の種類、費用と保険、相談先の順に、一般の情報と医療の判断を分けて書きます。
男性の不妊検査とはどんなものか
男性の不妊検査は、妊娠に向けて男性側の状態を調べる検査の総称です。原因を決めるためではなく、今の状態を知るためのものです。
先に結論を言うと、妊娠しにくい理由は男性と女性のどちらか一方とは限りません。二人の状態が関わることもあるので、男性だけを調べて終わる話でもないんですよね。
男性の検査にはどんな種類があるか
検査の内容は施設によって違いますが、一般には次のような検査が挙げられます。どれを行うかは、診察の様子を見ながら、医師との相談で決まります。
- 問診(これまでの経過や生活の聞き取り)
- 精液検査(精子の量や動きなどを調べる)
- 血液検査(ホルモンなどを調べる施設もある)
- 画像検査(超音波で精巣などを見る施設もある)
- 染色体や遺伝子の検査(必要と判断された場合)
ここに挙げたのは一般的な例にすぎない。実際には、すべてを行うとは限らず、必要な検査だけを行う場合もあります。
精液検査では何を調べるのかを知る
精液検査は、男性側の検査として最初に名前が挙がることの多い検査です。調べる項目は、おおまかに次のとおりです。
- 精液の量
-
一回の射精で出た精液の量を測ります。
- 精子の数
-
精液の中にどれくらい精子がいるかを調べます。
- 精子の動き
-
前へ進む精子の割合などを見ます。
- 精子の形
-
形の様子を顕微鏡で調べる施設もあります。
実際に見てみると、採取前の禁欲期間の案内は、3~5日と書く施設も3~7日と書く施設もありました。施設ごとに決まりが違う。
基準になる数値は、ここには書かない。数字の意味は、診察で医師が全体を見て説明するものだからです。
男性の検査を扱う診療科の種類
男性の検査は、泌尿器科や産婦人科、不妊治療を専門にするクリニックなどで受けられる場合があります。
ただ、男性の検査を扱わない医療機関もあります。女性の診療が中心で、男性の検査は別の施設を案内する場合もある。
わたしなら、実施の有無は施設で違うので、電話の最初に「男性の検査もやっていますか」と聞きます。まず聞くだけなら無理がありません。
初回の相談から検査までの流れ
初診の日に検査まで進む施設もあれば、日を改める施設もあります。よくある形を、四つの段階で書いてみます。
電話やウェブで、男性の検査の可否と予約方法を聞く。
予約の日に受診し、これまでの経過や生活について医師の問診を受ける。
医師と相談して決めた検査を、院内での採取や採血などで行う。
結果の説明を受け、今後のことを医師と相談する。
精液は自宅で採取して持参できる施設もありますが、院内の採取室だけの施設もあります。持ち込みの可否は、予約のときに聞いておくと動きやすいですよ。
男性の検査費用と保険適用の違い
2022年4月に、不妊治療の多くが保険の対象になりました。検査も、目的や状況によって保険診療になる場合と自由診療になる場合があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保険診療 | 医師が不妊症の診断や治療の一環として必要と判断した場合が一般的で、精液検査の自己負担は数百円程度の例があります。診察料などは別です。 |
| 自由診療(ブライダルチェックなど) | 料金は施設ごとの設定で、精液検査のみなら3,000円~6,000円程度の例が紹介されています。 |
| 検査を追加した場合 | 血液検査などが加わると、合計が1万円を超える例もあります。 |
なお、料金や保険の扱いは施設ごとに違うため、上の金額は公開されている目安にとどまります。当日に慌てないためにも、料金は先に聞いておきたい。
検査の前に聞いておきたい内容
電話をかける前に、聞きたいことを紙に書いておきます。パートナーと夕食のあとに見直しておくと、聞き忘れがあっても二度手間になりません。
- 男性の検査を実施しているか
- 予約が必要か、受付の時間帯
- 精液の採取方法(院内か自宅か)
- 費用の目安と保険診療の可否
- 結果を誰がどう説明するか
診療日と時間は、夕方に寄れるかだけでも見ておくと安心。駅からの道のりも一緒に見ています。
検査結果の読み方と分からないこと
検査結果は、その日その時点の状態を示すものです。精液の状態は、日によって違いが出ることもあります。
検査結果だけで妊娠の可能性は決まりません。数字の意味は、医師が診察の中で全体を見て説明するものです。この記事は一般の情報であって、個別の判断はしていない。
結果を見て気持ちが揺れるのは、ごく自然なことだと思う。そんなときは、説明の場で聞きたいことを持っていくと落ち着けますよ。
高槻市周辺の確認先を三つ見てみる
ここでは、情報を確認する先の例を三つ挙げます。おすすめでも優劣の比較でもなく、並び順にも意味はない。
- 名称
-
大阪医科薬科大学病院 腎泌尿器外科(高槻市大学町)
- 特徴
-
診療の対象に、男性不妊と男性医学にあたるアンドロロジーが挙げられている大学病院です。
- 料金の目安
-
わたしが見た範囲では料金表が見つからず、保険の扱いも含めて電話で聞く形になります。
- アクセス
-
所在地は高槻市大学町2-7で、最寄り駅からの行き方は公式サイトで見ておきたい。
- 利用方法
-
初診の受付は午前8時30分から11時までで、代表電話は072-683-1221です。
- 公式サイト
- 名称
-
後藤レディースクリニック(高槻市白梅町)
- 特徴
-
不妊治療の専門クリニックで、泌尿器科医が担当する男性不妊外来があります。
- 料金の目安
-
男性不妊外来のページに料金の記載はなく、検査費用は電話で聞く形になります。
- アクセス
-
JR高槻駅から徒歩2分、阪急高槻市駅からは徒歩10分です。
- 利用方法
-
男性不妊外来は原則第3土曜の13時30分~16時の完全予約制で、電話は072-683-8510です。
- 公式サイト
- 名称
-
おおさか性と健康の相談センター caran-coron(大阪市中央区)
- 特徴
-
不妊や不育の相談を受ける府の相談窓口で、医療機関ではなく男性からの相談も受けています。
- 料金の目安
-
相談料の記載は、わたしが見た範囲では見つかりませんでした。
- アクセス
-
京阪とOsaka Metroの天満橋駅から、東へ約350mです。
- 利用方法
-
開室は火曜~金曜が13時30分~18時と18時45分から21時で、土日は別の時間です。
- 公式サイト

駅から歩けるかは、先に見ておきたいんです
わたしは、駅から歩ける場所かどうかを先に地図で見ます。予約制かどうかや混みやすい時間帯が分からないと、行く日を決めにくいと感じています。
三つとも、検査費用の詳しい表は見つけられなかった。先に挙げた目安を手がかりに、電話で聞いておいたほうが後で迷いません。
自治体の相談窓口と関連する制度
大阪府の「おおさか性と健康の相談センター」では、不妊や不育の相談を受けていて、男性からの相談も受け付けています。
電話相談の専用ダイヤルは06-6910-8655です。第4土曜の夕方の面接相談は、06-6910-1310への電話予約が必要です。受付の時間は府の公式ページで見ておきたい。
ここで一度止まりました。高槻市の公式ページには、不育症の検査や治療の助成が載っていた。男性の精液検査を対象にした助成は、わたしが見た範囲では見つかりませんでした。
よくある勘違いと気をつけたい点
迷いやすいのが、ブライダルチェックと不妊検査を同じものと考えてしまうことです。ブライダルチェックは保険の対象外になるのが一般的とされますが、施設で扱いは違います。
もうひとつは、検査と聞くと男性だけに原因があるように感じてしまうこと。妊娠は二人の状態が関わる話だと思う。
助成の制度は自治体ごとに違います。他の地域の記事で読んだ内容が、高槻市に当てはまるとは限りません。申請の前に、市の子ども保健課(072-648-3272)へ電話で聞いておきたいところ。
最後にわたしから伝えたいこと
検査のことを調べ始めると、聞きたいことが頭の中で散らかってしまいがちです。夕食のあとにパートナーと話していると、案外ひとつずつ言葉になっていく。
わたしは、結果の数字より先に、行きやすさと聞きやすさを見ておくほうが自分には合っていると感じています。無理のない通い方が見つかると、気持ちも落ち着きます。
今日は、あとで見返せるように、スマホのメモ帳に「男性の検査を実施しているか」と一行だけ書き残す。それだけで、電話をかける日の気持ちが少し軽くなります。そうなったらうれしいと感じています。書けた日はそこで十分と思って、予約も急がず、ゆっくり進めてみてくださいね。













